服やアクセサリーとともに、ヘアアレンジは個性を表現する大切な要素の1つ。日帰り旅行という特別な時間を過ごす間も、おしゃれに決めて心地よく過ごしたいと思うのではないでしょうか。一口に日帰り旅行といっても行先や目的は様々ですから、その時々の目的に合わせてヘアアレンジを楽しんではいかがでしょう。
今回は日帰り旅行の目的別におすすめのヘアアレンジをご紹介します。
サイクリングやボルダリングなどスポーツを楽しむ日帰り旅行や、ハイキングやトレッキングを目的とした日帰り旅行に出掛けるならば、まずは崩れづらいヘアアレンジを目指しましょう。スポーツの最中や歩く最中にほつれてきた髪を直す手間を省けます。
毛先をランダムに軽く巻いた髪でポニーテールを作る、1つに結んだ髪の間に毛先を通して作る「くるりんぱ」を数回繰り返すなど、シンプルな髪形にひと手間加えておしゃれに見せる工夫をしてみてはいかがでしょう。なお、ボルダリングや乗馬といった競技を体験する場合はヘルメット着用を義務付けられる場合があります。
このような場合は最初から、低めの位置で髪を結んでいくと、結びなおす手間を省けます。サイドでくるりんぱをする、少しきつめの三つ編みにするなどのアレンジならばヘルメットでの型崩れもあまり気にならないでしょう。
絶叫系の乗り物が大好きならばヘアスタイルはスポーツを目的とした旅と同じく、崩れづらさ重視にするとよいでしょう。風圧や遠心力でヘアアレンジが崩れて直す手間を省くことができます。ただ、長時間スポーツをするよりはヘアアレンジが乱れづらいことが多いため、できるアレンジの種類は増えるといえるでしょう。
たとえばポニーテールにしても、サイドの髪を三つ編みにしてからポニーテールにするなどのアレンジができますし、ポニーテールにした髪を三つ編みにするなどのアレンジもできます。また、普段からダウンスタイルが多い人や絶叫系の乗り物にはあまり乗らないという人ならば、ハーフアップやツインテールにするのも1案です。
ハーフアップの際もポニーテールのアレンジと同様、サイドの髪を三つ編みにする、または上半分の髪を編み込むなどすると華やかな印象になります。ツインテールは髪全体を1度ゆるく巻いておいてから作ると落ち着きがありつつガーリーな雰囲気を出せますし、ツインテールにしてからフィッシュボーンや三つ編みにすると元気な印象が作れます。
なお、遊園地に行く場合に気を付けたいのがヘアアクセサリーの紛失。絶叫系の乗り物に乗る時はもちろん、歩き回るうちに落としてしまうこともあるため、金具が緩いバレッタやゴムが伸びてきているヘアポニーなどの利用は避けたほうがいいでしょう。
さらに、ショーやイベントなど遊園地内で開催される催し物を見る場合、後ろの人が見えづらくなってしまうことがあるため、高さのあるヘアアレンジも避けたほうが無難です。
ショッピングや食べ歩き、あるいは自分のペースで回れる寺社仏閣巡りを目的とした日帰り旅行に行くならば、ヘアアレンジの制約はぐっと減るといえるでしょう。どんな服を着るかやどんなバッグや靴を合わせるかを考えて、ファッションとの相性重視でヘアアレンジを考えることができます。
たとえば、表参道や六本木でショッピングを楽しむとしましょう。パンツスタイルで颯爽と、でも少し女性らしさも演出したいと思えば、高めの位置でお団子を作り、後れ毛を少しコテでまとめて整えれば大人っぽいヘアアレンジにすることができます。
ロングのタイトスカートやワイドパンツをメインにしたコーディネートにするならば、サイドでお団子を作ってみてはいかがでしょう。ゴムに毛先を通し切らずに髪を輪っかの状態にし、残った毛先をゴムに巻き付けて作るゆるめのお団子ならば簡単にできる上に、かしこまった感じではなくナチュラルな感じに仕上げることができます。
演劇や歌舞伎、あるいはアーティストのライブを見に出掛けるならばアップスタイルは避けましょう。後ろの人の視界を邪魔してしまうことがあります。低めの位置でハーフアップにする、思いきってダウンスタイルにして巻き髪にする程度のヘアスタイルにするのも1案です。
また、大ぶりなアクリルのパーツなどがついた光を反射するようなバレッタやヘアポニーなども、照明の関係によっては後ろの人がまぶしく感じることもあるため、こちらも避けたほうが無難でしょう。光沢のないプラスチックや木や布を使ったバレッタやヘアポニーならば邪魔になりません。
まとめ髪にしたいと思うのであれば、サイドで三つ編みを作るか後頭部で編み込みを作るなどのスタイルはいかがでしょう。そこから少しずつ毛束を引き出したルーズ感のある編み込みスタイルにすればおしゃれに仕上がります。
ヘアアクセサリーをつけたいならば、サイドに小さなモチーフのついたヘアピンを差してみましょう。ピン自体の大きさが小さめのものを選べば、2本差すとかわいらしい雰囲気に仕上がります。なお、ライブに出かける場合はスタンディングなどで激しく動くことがあるため、可能であればまとめ髪にしていくとよいでしょう。
三つ編みや編み込みはもちろん、低めのお団子を作ってピンやゴムでしっかり留めていけば崩れづらい髪形にできます。
ホテルのレストランでのランチや日帰りのクルージングなど、ラグジュアリーな日帰り旅に出かけるならば、アップスタイルでおしゃれに決めてみてはいかがでしょう。特にレストランが主な目的地となる場合は高さのあるアップスタイルにしても邪魔になる場面はあまり考えられませんし、ダウンスタイルにして髪が食事の中に入るのを気にすることもなく、快適に過ごせるはずです。
アップの仕方はくるりんぱや編み込み、あるいは輪っかの状態から作るお団子など様々ありますが、自分のやりやすい方法でいいでしょう。仕上げに花やパール、あるいはリボンなどのついたバレッタで少し華やかに飾れば、ラグジュアリーな雰囲気を出しやすくなります。
高い位置でお団子を作るのは苦手という場合や、高さのあるアップスタイルはあまり好きではないという場合は、サイドの低めの位置でお団子を作ってみてはいかがでしょう。お団子自体にピンをつけて華やかさを出してもいいでしょうし、頭のお団子を作った側のサイドにバレッタなどをつけても華やかになります。