信玄餅詰め放題が体験できる首都圏発・山梨行きの日帰りバスツアーに注目!

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求肥餅にきなこ・黒蜜をかけて食べる「信玄餅」は山梨土産の定番として古くから人気を博してきました。しかし、1個あたりのボリュームが少なく、すぐ食べ終わってしまうのが大きな難点です。そんな中、首都圏から山梨に向かう日帰りバスツアー商品では、山梨県笛吹市にある工場にて信玄餅の詰め放題体験ができるプランに注目が集まっています。

なぜなら家に持ち帰ってから信玄餅を思う存分食べる事ができるからです。

信玄餅とはどんな餅菓子か?

信玄餅は一般的には笛吹市に本社がある株式会社桔梗屋(明治22年創業)による「桔梗信玄餅」が代名詞的な存在となっています。ただし、このメーカーしか作っていないわけではなく北杜市に本社がある金精軒株式会社(明治35年創業)も信玄餅を作っており、県民の間では両方とも人気です。

しかし土産物として圧倒的に人気があるのは店舗網が充実している桔梗屋が製造する「桔梗信玄餅」で、こちらが山梨土産の代名詞となっているようなところがあります。信玄餅は通常の餅よりも日持ちがいい求肥餅を使用しているのが特徴で、なんと消費期限は製造日から約12日です。

その餅に、健康効果が注目されているきなこ、白砂糖より体に害がない黒砂糖を原料とする黒蜜をかけ、専用のクシを使って食べる形となります。健康のためにグルテンフリーの生活を実践する人が急増していますが、信玄餅には小麦粉が一切使われていません。

さらに卵・牛乳といった乳製品も含まれていませんので、乳製品を口にしない食生活をおくっている人も安心して食べられます。

なぜ信玄餅というのか?

信玄餅の「信玄」の由来は、現在の甲府市にあたる地域を本拠地としていた日本を代表する戦国武将・武田信玄です。彼が戦(いくさ)で長期間甲府を離れる際に、日持ちがいい求肥餅を非常食として常備していた事が関係します。

その後、地元メーカーが信玄が遠征時に常備していたとされる甘い求肥餅を独自にアレンジしたのが信玄餅です。

信玄餅の欠点・難点について

一度食べたら病みつきになる人が多いと言われますが、この商品の大きな欠点・難点は1個当たりの分量が少なすぎるという点です。その事に信玄餅ファン達は悩んできたところがあり、例えば10個食べたらかなりの額(1500円以上)になってしまいます。

そんな中、首都圏から山梨に向かう日帰りバスツアーの中には、信玄餅ファンにとっては夢のような体験ができるものがあり、大きな注目が集まっています。

笛吹市にある桔梗屋工場見学&桔梗信玄餅詰め放題体験

それは、桔梗屋本社社屋の隣にある工場を見学できるほか、工場内で桔梗信玄餅の詰め放題体験ができるというツアー商品です。この体験ができるツアーに参加すると、まず本社工場を見学して桔梗信玄餅がどんな風に作られているのかを学ぶ事が出来ます。

さらに、工場側が用意した大きな袋に限界まで桔梗信玄餅を詰めこむ事ができる上に参加者はその信玄餅が詰まった袋を土産物として持ち帰る事が可能です。工場が用意する袋は中途半端な大きさではなくかなり大きいため、上級者は15個近く詰め込む事が出来ると言われています。

桔梗屋の店舗・オンラインショップで売られている15個セットは税込み2270円である事を考えると、たくさん詰められればツアーのお得度を一気に高める事ができます。

なぜ詰め放題ができるのか?

桔梗屋本社工場で行える桔梗信玄餅詰め放題体験では、詰め放題向けの品質を落とした商品が提供されているわけではありません。普段、店やオンラインショップで売られているものとまったく同じものが提供されています。

では何故、1個あたりの単価が150円以上する桔梗信玄餅の詰め放題ができるのかというと、それは工場で詰め放題できるものは消費期限が当日までであるからです。そのため、夜に家に帰ってきてから1人で10個から15個も食べられそうにないと思う場合は、家に帰ったらその足で土産物としてご近所に配るような形がおすすめです。

1人暮らしで近所付き合いがない場合は、あらかじめ無理して大量に詰め込まず、食べきれそうな数だけ袋に詰めるのもいいかもしれません。

バスツアー料金の相場とは?

山梨県笛吹の工場にて桔梗信玄餅の詰め放題体験が組み込まれているバスツアー商品はたくさん存在します。そして、ツアー内容や立ち寄る施設の料金等によって参加費用にはだいぶ差がありますが、安い商品であれば7000円台で参加する事が可能です。

あまり多くの場所に行けなくてもいいので、とにかく詰め放題体験がどうしても行いたいという場合は、こういった安いツアーに参加するのが良いでしょう。一方、参加費用が約1万円かかる豪華ツアーもあり、こういったものではかなりゴージャスな体験をして夜に帰って来ることができます。

他に山梨のどんなところに行けるツアーを選んだらいいか?

各ツアーによって、笛吹市の桔梗信玄餅工場以外に立ち寄る場所は様々です。その中で、他にどんなところを廻れる商品がおすすめかというと、まずはなんといっても富士山並びに富士五湖エリアに行けるツアーと言えます。

特に、東京から中央高速道路を通ると意外とすぐ着く河口湖IC付近の河口湖からは左右対称の形をした富士山をびっくりするほど近くで見ることが可能です。また、河口湖の約10km南東に位置する湖面標高約1000mの山中湖では水陸両用バスに乗って湖面をクルーズする事ができ、この体験ができるツアーが人気を博しています。

その他、河口湖インターを出てすぐの場所に位置する富士山世界遺産センターに立ち寄るツアーにおいては、写真・映像などを通じて富士山の歴史を学べます。続いて、富士山から離れた甲府盆地並びに八ヶ岳方面では、北杜市の南東部に位置する「ハイジの村」に行けるツアーが人気です。

こちらは、国民的テレビアニメ作品「アルプスの少女ハイジ」に関連するテーマビレッジで、施設内ではランチビュッフェ(食べ放題)を楽しめます。さらに敷地内には「アルプスの少女ハイジ」ファンにはたまらないスポットが点在しています。

その他、笛吹市・甲府市・勝沼市などは全国有数のフルーツ生産地のため、観光農園でいちご狩り・ぶどう狩り体験ができるツアーを選択するのも良いと思います。

相模湖に立ち寄るツアーもあり

冬季の東京発-山梨行きの日帰りバスツアーに関しては、日没後に神奈川県相模原市内で開催されるイベントに立ち寄るツアーが人気を集めています。それは「さがみ湖プレジャーフォレスト」で開催されるウインターイルミネーションで、600万球のライトが点灯するこのイベントは関東最大級のスケールです。

なお、東京のウインターイルミネーションとは平地で開催されるものが大半ですが、この施設は敷地に起伏・斜面があり、地形を活かした独特な風景を楽しめます。

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詳細→オリオンツアー